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JIA静岡 公開シンポジウムを終えて

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昨日5月29日に静岡市でJIA静岡の公開シンポジウムが開かれた。
JIA神奈川とJIA静岡のそれぞれ2つ、計4つの公開設計コンペについての事例の発表と今後の課題についての議論であった。

神奈川県の事例では、逗子市長がお忙しい公務の中、静岡までお越しいただき、逗子市の「市民参加型のまちづくり」について話してくれた。
まちづくりの中で、建築が地域に及ぼす影響は大きい。
逗子市の事例は画期的だと思いますし、私は地区のある比較的小さな施設であっても、その建築の設計者が、公開のプロポーザルコンペで選ばれることが大切だと思う。
小さい仕事こそ、その分野で得意な設計者を選ぶことがよい建築もなるし、様々な面でローコストにもなるし、何よりも設計者の良さを最大限に活かせると思えるからです。
公共建築が民間に及ぼす影響は大きい。まずは設計者の選定から、行政が民間のお手本のなるようにシステムを作り出していくことが大切ではないかと思いました。
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このシンポジウムを通して、様々な事例を聞き、私が置かれた設計環境がとても恵まれていたことを痛感した。
、私は幸いにも日本基督教団掛川教会の設計監理をすることができたが、改めて幸せなことだったことに思い、掛川教会の牧師の髙桑先生をはじめ、掛川教会の皆さんに感謝したい。

髙桑先生からは、「なぜ公開設計コンペを希望したか」のか理由について話してくれた。
よい建築をつくる為には、「発注者と設計者が対等でなければならない」お互いが建設的に自分の意見を言える関係であること。
私も常々思うが、対等であるということは簡単なようで本当に難しい。何処かで自分の方が上だと思ってしまうからだ。シンポジウムでは私自身が上手く話せなかったこともあるが、解からないながらも私なりに疑問に感じたことも多かった。
いずれにしても、その地域地域によい建築がつくりだされていくことは、よい効果を生みだす。
小さな仕事からでも変わっていけるように、努力したい。
by atelieryou | 2014-05-30 18:47 | 設計

JIA静岡公開シンポジウム 建築設計競技の意義と課題

建築設計競技の意義と課題
~神奈川県と静岡県における設計コンペに学ぶ~
日時: 2014年5月29日 (木) 13:30~17:00
場所: 静岡市 ペガサート 7階 大会議室 (静岡駅北口 徒歩5分)


設計コンペに参加ことは、大変な労力が掛かる作業ですが、一等を獲った作品は、今までの建築史を見ても、後世に残る建築になっていることは誰もが認める事実です。
一方で、新国立競技場の設計コンペは、その規模やボリュームが周辺の環境に対して妥当なものだったのかという設計要項そのものを問うものとなりました。
社会から建築界への疑問が投げかけられたといえます。
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その中で、各地域独自の設計コンペが昨年と一昨年に静岡県と神奈川県で行われ、
神奈川県逗子市は、公共建築を入札ではなく、設計コンペでJIA神奈川を通して公募を行い、2物件のコンペが行われました。

静岡県では、2つのプロテスタントの教会が、JIA静岡に設計競技を依頼した。
JIA静岡の設計競技では、単なる作品に止まらず、コスト管理、メンテナンス、教会側とのコミュニケーション、建築後の教会運営との関係にも審査の対象を広げ、地に足のついた地方ならではのものとなったと思います。
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この2県の設計競技は、今までと似ている設計コンペのようでありながらも主催者の想いは違います。
その意義を議論するとともに、設計コンペの本質的な意義と今後の問題を議論し、明日に繋げていくための公開シンポジウムです。

当日は、神奈川県逗子市から平井市長も参加していただけます。
画期的なことだと思い、感嘆しています。

ご興味があり、ご都合が付きましたら、是非とも ご参加ください。
by atelieryou | 2014-05-17 12:23 | 設計

新緑の箱根 太陽山荘の改修工事後の感想

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岐阜の恵那の友人を連れて、箱根に向かう。箱根は新緑の季節で、紅葉の若葉がまぶしかった。
山のホテルのツツジ・シャクナゲは三分咲きだったが、つぼみの状態もかわいく、若葉の季節にあっていた。
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芦ノ湖から強羅まで足を延ばし、友人を箱根太陽山荘に連れていった。
3月に工事を終えた床座から椅子座に変えた広間改修も、隣接する洗面所の改装も、GWに大々的に使ってみたところ、宿泊者の人にも、旅館の人にも使いやすく、何よりも清々しく気持ちよかったそうで、「大成功!!」だったと喜びの声をいただいた。
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私なりに設計者として、様々な条件を整理しながら、出来るだけよりよい空間になるように一生懸命に考えて考えて提案していく。経験は豊富にはなったが、やはり設計に慣れるということはない。
100点を目指して設計したいと思うが、自分の中でなかなか満点は取れず、私は「まだまだ」と自分自身で反省をする。
ただし、建て主がその設計を喜び、その空間や建築を愛してくれることがうれしい。
太陽山荘は、建物は古いが、隅々まで掃除が行き届き、清潔感があり、建物に対しての愛情を感じることができる。これも日本の美しい文化であると思う。
by atelieryou | 2014-05-11 23:26 | 設計

職人

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私の設計監理の仕事を請けてくれる工務店は、何故か今も手刻みの加工の仕事が多い。
今日は、大工さんの加工場を訪ねた。
ここ一か月、夜遅くまで刻みをしてくれているというか、木組みの家はどうしても手間が掛かる。
私たちは工期を気にするが、職人は「佳い仕事」をしたいという気持ちが強い。
「この家で、そんなに急いだ仕事はできない。」ときっぱり言われたその眼は、差し迫った力があり、私はある意味、感動した。
職人の目だった。
私は工事を仕切る工務店の監督もやはり職人だと常々思っている。
そういう私も、現場の人に、「髙島さんは建築設計という名の職人だよね」と言われる。
確かにそうなのかもしれない。
日々の何気ない会話だが、そんなモノづくりの気質が日本の文化のような気もする。
by atelieryou | 2014-05-10 16:49 | 住まい

静岡・沼津で木造住宅を中心に設計監理しています。


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