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補助金制度

d0067498_18112510.jpg沼津の千本港町の家の着工に伴い、施主と施工業者(監督2名+大工2名)と私で、天竜まで材木の選別に出掛けた。
数年前までは首都圏にも天然乾燥材として出荷をしていた梁材が、人工乾燥材の押されて、数が半分以下に減っていた。
理由は優良木材の補助金制度を使った場合、人工乾燥材の方が出荷時の手間が掛からないからだという。また天然乾燥材は、木材をじっくり寝かすため、長年、場所を取るからだという。
私は高温乾燥の炭のような臭いが木に匂いとは違いすぎて、抵抗がある。
木造建築の良さは、建築材料とては軽い割に、強いである。
特に梁になる曲げの力は比較的大きい。しなやかに粘る建築で、吸放湿効果にも優れて、日本の気候風土には合っている。

d0067498_18263294.jpg他の地域では、優良木材制度を使うと、同じ材料でも金額が一気に高くなる場合もあった。
補助金申請の手数料は必要経費となるが、補助金分、木材が高くなるような、足元を見るような商売は避けた方が望ましいと思う。理由は、再度、選別作業を繰り返すからだという。
しかし問い詰めると、市場の単価が安すぎて、働くほど赤字になるため、製材所はそこで多少の儲けをもらっているという。
私は設計者として、今後も山側も製材所側の応援もしていきたい。その地域にそれぞれ分野での技術者がいるからこそ、木の建築をつくることができるからだ。
但し、補助金制度を利用して、何処か不公平な商売をすることは好ましくない。

相変わらず、ガンガン頑固な高島と言われそうだが、設計者の役割は公平な目で建築のつくる過程を監理することでもある。
by atelieryou | 2011-12-14 18:46 | 木の家

静岡・沼津で木造住宅を中心に設計監理しています。


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