カテゴリ:環境( 9 )

ルナ漆喰

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中古マンションのリフォーム。
RCの直壁貼りの壁、天井。軽量鉄骨の下地と、あまりにも下地の精度が悪いので、通常施工している左官鏝を使用した漆喰壁を施工するには、工事費、施工後のメンテナンスの問題があります。
一時はビニールクロスにしようとも思いましたが、防火の内装制限をクリアしながらも室内環境のよいマンションにしたかったので、ルナファーザーのチップス+ルナ漆喰を選択しました。
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ルナ漆喰施工に踏み切れたのは、日本ルナファーザー本社の福与部長さんの心強い協力があったからです。
予算的に厳しかったこともありますが、下地の悪さや将来的なことを考えて自分で施工できると相談したところ、素人でもできるようにと、東京から沼津までルナ漆喰のセルフビルドの手法を教えに来てくれました。
どの家庭にもあるステンレスのボールやハンドミキサーを使い、少量ずつの施工が出来ました。

昨日、伊東の城ケ崎の施主から電話があり、アトリエ結で薦めた砂漆喰は梅雨の時期や暑い夏、本当に快適だったと話してくれました。何故に納戸に塗らなかったのかと言われたほどです。
(何でもできるようにラーチ合板を素地で使ったにもかかわらずです。)
西伊豆の施主からはFBでは、西伊豆地方の特徴で押入内部まで職人さんが好意で漆喰を塗ってくれたのですが、本当に助かっていると書かれていました。
どの家も、本当に快適だと話してくれます。

本来は左官鏝を使用した本漆喰や砂漆喰がよいし、アトリエ結としても長年のノウハウがあり、予算が許せば、出来るだけ左官鏝の漆喰を使いたいです。
しかし、今回のような悪条件の場合、予算の問題もある時など、ルナ漆喰は優れもだと思いました。
養生などで協力してくれた現場監督も、子供がいる家などルナ漆喰がよいかもと言って感心していました。

色に関しても、既製で調合された粉を1:1で混ぜて、自己流にアレンジできます。

天井まで漆喰で包まれた空間は心地よく、夜は灯りに照らされた壁や天井の表情が何とも言えなく素敵です。
by atelieryou | 2014-12-08 18:30 | 環境

三嶋大社の桜

d0067498_21564385.jpg 今日の午前中は、沼津の施主を連れて、築5年の三島大社の近くに建つ家に見学に行った。帰りに、三嶋大社に寄ると、私の家の近くの千本松原の桜より一足先に桜が咲きはじめていた。不思議なものだが、桜が咲くと心がうれしくなる。境内では、みな穏やかに、春が来たことの喜びを感じながら、お参りをする。沼津駅にも三島駅にも三嶋大社にも、子どもや若者たちが、東北地方の震災被害に対する義援金募金のために街頭に立っている。私は、それぞれに少しずつだけれど、願いや想いが伝わるようにと、コインを入れた。

d0067498_21584126.jpg一方で、私たち建築士は、これを機に、街づくりをもっと考えるべきだろう。今朝の新聞に大きく扱われている、今後の被災地の都市計画論の3論を読みながら、何かが違う気がして、考え込んでしまう。私が、考えても考えても答えは見つからないが、それでも自分の地域のことのように考える姿勢は常に持ち続けたい。
by atelieryou | 2011-04-02 22:28 | 環境

地震と地域、そして今後

この度、東日本大地震により、亡くなられた人たちのご冥福をお祈り申し上げます。また被災された皆さんおよび家族の人たちにも心よりお見舞い申し上げます。
 3月11日・静岡では地震の長い揺れに驚いたが、その後のTVでの報道を見るにつれ、地震の怖さ・津波の恐ろしさ・自然の力の大きさを改めて感じ、考えさせられた。私は、取り急ぎ、設計している家、設計を終えて、心配な物件に連絡した。自分自身の家も含めて、海に近い家には何度でも連絡し、無事を確認した。ただ、仙台にいる設計事務所時代の先輩には連絡はつかない。その先輩のご実家も石巻近くであるので、心配だと思います。
 TVでの映像を観ながら、建築に携わる者として、今後の都市のあり方、建築のあり方をどうようにするべきかを私なりに考え込んでいた。
地震の翌日であったが、三島であった建築士会の東部ブロックの講習会「景観まちづくりを担う建築士が、今、求められている!」に出たが、講演した静岡県景観整備機構の塩見寛さんから本当によい話が聞けた。
 「東海道53次」のうち、静岡県には22の宿場があり、そのうちの6宿場が津波や高波により、宿場ごと移動しているのだという。「吉原」や「原」も、元の宿場から、街が移動している。確かに地名と現在の場所を見比べると、過去に何が起ったかが読み取れる。そして先人達は、災害にあってから宿場の機能を2~3カ月で復帰させたそうだ。ただ明治以降、近代技術が発達し、それらのことを何処か忘れがちに都市をつくり上げてきた。
私たち、建築やまちづくりに関わる者は、今回の地震を通じて様々なことを考えないといけない。
 単に耐震とかではなく、それらも含めて、防災・福祉・交通なども当たり前の普段のまちの生活を含めて、総合的に考える必要がある。それが人の知恵であり、建築士としての大きな役割の一つであるのだと講演してくれた。
また、「災害があっても、またその地域に住み続けたいと思う人はいる。だからこそ、地域ができ、街ができていくのだ。その時に、「地域」は一人ではできない。そこに住む一人一人の気持ちが集まり、力となって、地域をつくり、まちをつくっていく。」と話してくれた。
 今回の津波災害により「木造住宅は津波に弱い」と判断されてしまうだろう。また、私が住んでいる片浜も、ひとたび地震による津波がくれば、地域は呑み込まれてしまう。ただ私は講演を聞きながら、建築やまちづくりは一つの事柄、一面だけで判断してはいけないのだと改めて考えることができた。
 東北より遠くの地にいる私には、被災者の人達に今は何もしてあげられないが、この地震を通して個々が真剣に考えることを建築やまちづくりに活かしていきたい。
 仙台に住む先輩には、私は今でも建築的な倫理の話で問題があると、電話で相談をしている。その方が故郷の宮城に帰る時に「自分の名声よりも、故郷に帰り、自分の力を発揮したい」と話してくれた。「建築家の生き方そのものが建築に反映されるから、自分自身で納得がいくような生き方をしていくことが大切だと思っている」と・・・
今は、一人でも多くの人の命を救い出すことが優先にされるし、今後、地域が復興されるには困難なことが多くあるだろう。ただ遠くにいる私たちも、自分たち一人一人が出来ることをしっかりと考え、行動していくしかない。
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by atelieryou | 2011-03-13 15:59 | 環境

ふもとっぱら

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昨夜は、富士宮・朝霧で「ふもとっぱら」を主催する、林業家の竹川氏がアトリエを訪ねてきた。
竹川さんは、若い林業家と共に、森林を守り、木を育てながら、子供をはじめ、多くの方々に、木のよさ、自然のよさを伝えている。
この夏には、日本ジャンボリーで中国人の子供も含めて、900人の子供に林業体験をさせたそうだ。
子供の時に感じる様々な感覚や感性は、大きい。意義あることだと思う。


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また、私がこの一ヶ月間に見学した製材所の以前からの変化について、それぞれの意見を交わした。
現在、様々な制度や補助金があるが、やはり立場の違う方からの意見をいくと、納得できるものがある。
やはり、話し合うことは大切だと思う。





先日、静岡県優良木材制度が、事業仕分けに入ったと聞いた。
私は設計者として、「しずおか優良木材制度」は、政府が打ち出す「先導型長期優良住宅」の内容とはかなり異なり、地元材のよい家をつくることができるよい制度だと思っていたので、正直、残念である。
行政は、表面的な話ではなく、本質的な部分を掘り下げ、特に地方行政は地域に根ざした道を見出してほしい。
by atelieryou | 2010-09-09 13:10 | 環境

千本松原

d0067498_1951471.jpg原のお寺のリフォームの打ち合わせの帰り道、運動をかねて、千本松原の中道を歩いて帰ってきた。自宅から東側には、沼津港を目指して散歩に行くが、自宅から西を歩くのは、小学校以来?のような気もする。

d0067498_1954069.jpg暑い日差しを避けながら、木立の中を歩いたら、様々な草花が目に飛び込んできた。

d0067498_1961064.jpg草木は誰が教えた訳ではないが、その季節になると花を咲かせる。
自然の力はすごい。
加えて、この地に千本松原を植えた白隠禅師の偉業を考えると、これまたすごい。
この地域に住む私達は、この松原に、どれだけ守られ、恩恵を受けているか、計り知れない。

by atelieryou | 2010-08-18 19:08 | 環境

我が家のセミ達

暑中お見舞い申し上げます。
今日は久しぶりに何の予定も入っていない土曜日。
連日の熱帯夜の寝不足を取り返そうと、朝寝坊を決め込んでも、我が家のセミ達の合唱に起こされる。
我が家の裏庭は、除草剤を撒かないので、日々草取りと一気の育つ木々との戦い。しかし、冷房を付けずとも、海から風が、草や木々の間を通り抜け、アトリエに入ってきて心地よい。何とも言えない気持ちよさに、幸せを感じる、午前の時間である。
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アトリエの網戸に貼りつくセミ
by atelieryou | 2010-08-07 11:15 | 環境

またまた更新出来ず・・・・

 足の骨折もよくなりつつあり、それにつれて仕事をし始めると、どうしてもHPやブログを更新しなくなるのです。
逆に日々感じていること、特に建築の基準や様々な基準に対しての疑問も湧き起こり、それを鵜呑みで出来ない性格で、何故か孤軍奮闘しています。
時間ができ、再度、全体を見直し、考えがまとまったら、皆さんに報告します。
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4年前に、友人と出掛けた万里の長城です。
道は長く、登りも下りもあることが、日々なのですね。
by atelieryou | 2010-02-12 20:19 | 環境

あけまして おめでとう ございます

あけまして おめでとう ございます。
昨年はありがとうございました。
今年も、建築設計を始め、何事にも前向きにがんばっていきますので、よろしくお願いします。
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 私ごとですが、予定ではギブスが今日取れるはずでしたが、病院が休みのため、来週になります。医師には「この3週間は左足を付くな」ときつ注意を受けて、守ってきました。今日は、一瞬だけ足を付いて、すこし立ちました。足がジンとして、1秒、立つことも怖かったです。ただ怪我をした時に足を付くと電気が走るような激痛はなく、体重の重み、重力に対して、ジンと感じたのです。
 それよりも私の心の中のあるのは、怪我が治っているかの不安もさることながら、約一カ月歩かないでいたので、ちゃんと歩けるのか、どうして歩けるのだろう?私は歩き方を覚えているか?の不安になります。赤ちゃんの時に歩けるようになり、どうして歩けるようになったのか、多くの人は考えもしないと思います。また子供の時はよく遊び、よく転び、膝にカサブタをつくりました。それでも「歩く」ことに不安を抱いたことなどなかったですが、たった1ケ月歩かないだけで、こんなにも不安になるものですね。
 来週にギブスが取れ、半分ギブスになったら、できる限り、積極的にリハビリをして、ゆっくりとでも、しっかりと歩けるようになりたいです。「当たり前にできること」の人間の動作としての基本の大切さを改めて感じています。また、この間に、私の怪我のために迷惑を掛けた家族を始め、多くの方に感謝すると共に、人間が持つ様々な機能について、一つひとつ感謝し、建築設計に役立てていきたいと思っています。
2010年 元旦 / アトリエ結 ・ 髙島ゆかり
by atelieryou | 2010-01-01 16:05 | 環境

HPのアドレスが変わりました

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ホームページのアドレスが変わりました。
http://atelier-you-a.com
いろいろなセキュリティーを入れていましたが
あまりにも多い迷惑メールとウィルスが怖くて
思い切ってドメインを取り、環境を一新しようと思っています。

ただ日々の仕事もあり、コツコツとホームページは作りますので
皆さん、気長に見守って下さい。
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箱根・太陽山荘が
日本建築家協会主催の2008年の日本建築大賞優秀賞の200に入選しました。
太陽山荘は古い建物の保存活用・耐震改修等の部門に申し込みをしたのですが
ノミネートされている10名の方々がどの先生もそうそうたるメンバーで
私は正直、「場違いかな?」と思っています。
ただ、太陽山荘の耐震改修工事で、
私の設計者として、社会的にどうしても皆さんに伝えたいことがあり、応募したのです。

市井の中にある古い建物の多くは、時代の変化に対応しながら増改築を繰り返してきた建物が多い。また施主が、建物を愛し、そこにあるまちを愛しているからこそ、今まで壊さずに、大切に住み続けてきた。その建物について、まずはすべての現実を読みとることからはじめなくてはならない。その時に多く場合は、施主家族とのぶつかり合いもあるだろうし、各役所から様々な難題を求められることもあるだろう。また、不透明な部分が多い改修工事では、工事側によき協力者が必要となるだろう。そして私たち建築家自身が、その建築を見つめ、我々が本当にまちに対して、施主に対して何をなすべきかを考えなくてはならない。

想いだけは篤い、相変わらずの私です。
by atelieryou | 2009-11-19 11:28 | 環境

静岡・沼津で木造住宅を中心に設計監理しています。


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