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第二回 地域デザインセミナー

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「第二回 地域デザインセミナー」が11月3日(祝)に開催された。
特別講師として、東京大学都市工学科の西村幸夫教授を招いて、午前中に沼津のまち歩き、午後に西村先生からの講演とワークショップを開催した。

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私達はまちづくりというと、街のリノベーションや大きなイベントを想像しがちである。
今回は地域自治課により「地域デザインセミナー」で、捉えどころがないセミナーのように思われた。
メンバーも街中の人は少なく、沼津市の各地域からの有志の参加によるセミナーであった。
ただ、今回、西村先生の話を聞いて、色々なことに気づかされた人も多かったのではないだろうか?
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例えば、まち歩きの集合場所だった「中央公園」だが、全国に中央公園は名前は沢山ある。沼津のまちの歴史から、「本丸公園」に変えるとか。まちの個性を読み取り、楽しむことから始める。名前を変えるに、お金はかからない。

かつて沼津港から沼津駅までつながっていた蛇松線の跡地の蛇松緑道は、正面に富士山が見える素敵な小路だが、観光用にしないで、地域の人のために充実させた緑道にしておいた方がよいなど、決して派手なことを勧める訳ではなかった。
大切なことは「身の丈」にあった活動から始めること。
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きっと各地域に返って、身近な場所を見直し、気付く心と少しの勇気があれば、各自、出来ることが多い。

一時間のまち歩きで沼津のまちを瞬時に捉え、30分で沼津のまちの特徴を纏め、穏やかにかつ鋭く的確に講演をしてくれた西村先生の凄さを改めて感じ、世界の西村幸夫先生と言われる理由が解った気がする。

私達は今後3回、講座は続くが、「地域デザインセミナー」としての独自の目を持つリーダーを育て、セミナーの中でも小さなことから実践していきたい。




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by atelieryou | 2017-11-10 11:21 | 地域

地域デザインセミナー

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4月の後半から、沼津市の公募プロポーザルに参加して、小中一貫校の改修の基本設計に応募した。私たちなりに精一杯に頑張り、地域全体もよくなると思う提案をしたが、超大手のM総研に決まってしまった。とても残念だったが、総合評価なので仕方ない。
その後、「地域デザインセミナー」の業務委託の公募があり、夫の塩見にピッタリだと思ったので、背中を強く押してみた。
提案書をつくっている過程では、様々なな葛藤もあり、プレゼント面接では反省することも多く、私達としては半ば諦めていたが、委託業者として選んでくれた。うれしかった。
早速、今後の打ち合わせに出向いたら、担当課の女性課長が夫の活動も私の活動もよく知っていたようだ。本当にうれしかった。
地域の為に、精一杯に頑張ろうと改めて思っている。


by atelieryou | 2017-06-09 08:24 | 地域

箱根・太陽山荘の改修工事スタート

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箱根・太陽山荘の食堂の改修工事がスタートする。
以前からGW明けの閑散時期に工事を行うことが決まったいたが、大涌谷の噴気が著しくなったことにより、
この時期に工事を行う判断は賢明だったのかもしれない。
太陽山荘の大涌谷温泉を源泉とする硫黄の温泉で、かつ源泉かけ流しであるため、やさしいよい温泉である。
よいお風呂なので、日帰り温泉の需要が増えていて、日帰り温泉のお客様に休憩と昼食を出せるようにと計画した改修工事である。
女将の中山さんの話では、大涌谷の噴火活動が盛んになったためか、いつもより、にごり加減が更によくなったよい温泉だと話していた。
確かに温泉が湧くということは、火山活動があるからでこれも自然の恵み。
自然には逆らうことは出来ないが、しっかりした情報を知り、箱根の温泉も楽しみたい。
箱根は、新緑の季節が山が一番きれいに見える。

様々な事態が起きても、旅館のオーナーとして、気持ちをしっかりと据えて、本筋を見失わないように英断をし、継続していこうとする勇気に、私は設計監理という立場からよい仕事をして、太陽山荘を応援しなくてはならない。
by atelieryou | 2015-05-20 15:19 | 地域

ふじのくに千本松フォーラム

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沼津駅北口に2013年7月20日にOPENする
静岡県+沼津市のコンベンションセンター『ふじのくに千本松フォーラム』
の先行見学会が行われた。
設計者である長谷川逸子さんは、静岡県の焼津市出身で、全国的にも著名な女性建築家である。
表面的な作品の印象とは違い、自然体の方であり、説明を聞くと、建築の各箇所の要素や場所、空間に工夫がなされていて、納得がいった。
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通路は、地元の高校生の勉強スペースになっていて、設計時には沼津駅北口に密集している11校の高校生から、ワークショップを開き意見を聞いたそうだ。
見学した日も、通路の至るところで、静かに勉強をしていた。
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沼津駅高架事業は、今も難航しているので、市民としては何処か盛り上がりに掛ける面がある。
私は駅南側の海沿いの千本浜近くに住んでいるため、尚更であった。
ただ、長谷川逸子さんが「沼津と言えば、千本松原」と思い考え、地元の人達の記憶に残る風景をテーマにしてくれた公共施設である。
私たち地元住民は、建築家の熱い想いを他人事ではなく、しっかりと受け止め、大いに利用していきたい。
建築は人に使われてこそ、生きてくるからである。
by atelieryou | 2014-07-13 23:04 | 地域

歴史まちづくりのネットワーク

静岡県ヘリテージセンターSHECが昨年より立ち上げられた。
その地域にある歴史的な建物である、住んでいる人、使っている人、地域の人からも愛されている建築を、よりよく保全活用していき、まちづくりに活かしていくための建築士を中心とした活動である。

今年は国土交通省から委託業務として、災害が起きた時に、その地域にある歴史的建造物の復旧手法を提示する活動のためのマニュアルの整備と、特に大切なのは、平常時からできる建物所有者への建築やまちづくりに対する意識の向上を目指した活動を行っている。
静岡県建築士会の東部ブロックメンバーでは、伊豆地域に建つ旅館を調査し、耐震診断を進め、建て主の意識調査を行っている。
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私は、6年前に箱根・太陽山荘の耐震及び防災改善のための改修工事を設計監理した。

50年前以上の建物が、今の建築基準法に合う訳はない。ただ、出来るだけ現行法規に近づけるように、各役所とも連携し、より良い耐震補強や防災計画ができてこないといけないと痛感した。
その時、これは個人の仕事というよりも、しっかりした組織が役所と建て主を結び、古い建物も活きながらも、安心で安全な、かつ伝統と可能性が同居する建築・まちづくりとなるようにしなければならないと思った。
今、まさに、静岡県ヘリテージセンターが立ち上がっている。
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今日は静岡県ヘリテージセンターSHECがNHKのニュースで取り上げられるという事で、滝一級構造研究室に出向き、6年前の箱根太陽山荘の耐震シミュレーションを動画として撮影した。

NHKのニュースは
12月11日 7:45~ 8:00  中部地域のニュース
12月12日18:10~18:45  たっぷり静岡       で放映予定である。

11月25日施行による建築物の耐震診断義務化にともない、苦しめられている木造旅館等が多いことと思う。
ヘリテージマネージャーから、本当に大変なことではあるけれど、建築基準法の適用除外措置の声をあげていく必要性があると思う。
by atelieryou | 2013-12-05 00:15 | 地域

スローライフ掛川

11月12日&16日に掛川教会の見学会+講演会が開かれ、70名を越す多くの人が見学に来てくれた。
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12日は、お忙しいにも関わらず、高名な播繁先生が木質構造について講演してくれた。大きな物件で、地方のある建築とはかけ離れていると思われがちだが、話は構造の基本の応用編である。私が、掛川教会で教えて頂いたことは、「光と風と構造」建築デザインと構造のミステリーである。
12日は、私の施主であり、古い建物の良さを活かす手法を学ぶことができた「箱根太陽山荘」の中山尚子さんや「コイズミ照明(株)東京ショールーム」の大村智子さんが個人的な休みを使って、自費で遠路掛川まで見学に来てくれた。
本当にうれしく、ありがたいことであり、同時に皆さんの協力があって完成した教会であると改めて感謝する。
「包まれ感、抱かれ感あふれる素敵な教会だった」と感想を書いてくれたが、自分でもその空気感を感じ取ることができる。
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11月16日は「アトリエプラトー」さんも協力してもらい、作品を教会に飾り、華やかで穏やかな雰囲気を醸し出してくれた。
16日は東京より長谷川敬アトリエ時代の先生や諸先輩も来てくれた。長谷川敬さんをはじめ、薩田英男さん、伊藤寛さん、相馬立夫さん、皆、全国区で活躍している有名建築家である。
伊藤寛さんはご自分のブログにも載せてくれたが、掛川の建築家の皆さんが掛川教会の見学後に掛川市内の建築をあちらこちら楽しく案内してくれたと聞く。
「掛川」は地方都市として豊かなことを、私はこの2年間を通して感じてきた。
掛川の皆さんには、多くの人が地元を愛し、真の意味での「おもてなし」精神がある。
改めて掛川教会の髙桑牧師をはじめとする教会員皆さんのやさしさに感謝し、施工の川島組の皆さんの頑張りに感謝し、掛川に住む関係者の皆さんに気持ちの良さに感謝したい。
by atelieryou | 2013-11-20 21:19 | 地域

地域オリジナル防災地図 平成25年度版 完成

2011.3.11以降、沼津市の沿岸部に住む建築士として、この2年間、地域の全体のことを考えてみた。
東日本大震災は他人事ではない。明日は我が身である。
沼津市は静岡県の中でも最も津波被害の市町村として、震災直後から注目されている。
私が住む片浜・原地区は、旧東海道に面しているため、古くからの住宅地で、想定では津波被害が少ないと言われている。しかし、海はすぐそこにある。
また、県や市の想定図が、学区割的な仕分けになっていて、これも住民は納得がいかない点である。
だからと言って、何もしない訳にはいかない。
まずは地域住民と共に考えてみた。
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DIGやワークショップも行ったが、住民の希望はとてもシンプルで、まちを歩いて危険な箇所を探してもらい、オリジナルの防災避難地図を作ってほしいという事だった。
これは地震・津波などの災害時のみだけではなく、火災などの平常時にも役に立つ、地域の大切な情報である。
狭隘道路に面した危険性のあるブロック塀を地域住民で改善いこうという地図であり、火災時は出来れば自主防火ができるように消火栓、消火器の位置も地図に落した。
紆余曲折あったが、地図の精度を高め、今日、地域のオリジナルな地図が完成した。
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沼津市長も大変評価してくれた。
全国版建築雑誌「建築ジャーナル8月号」でも、この活動を取り上げてくれた。
9月1日の防災訓練には地域に配布できる。

地域の防災は、大がかりでなくてもよいことが解かった気がする。
地域住民の素直な声であり、私は大切なことを教えてもらった気がする。
by atelieryou | 2013-08-15 23:43 | 地域

植松雑貨店

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伊東・城ケ崎海岸の家の現場監理の帰り道での出来事。

伊東線の中で、偶々、対面に座った見知らぬ女性から声を掛けられた。

「素敵なバッグを持っていますね。これって、畳の縁?」

私は「そうです」と答え、「伊東の人ですか?」と尋ねた。

「一駅先の宇佐美に住んでいるのよ」と話してくれたので、「東海館の先の竹の内を知っていますか?」
「竹の内にある『植松雑貨店』で作ってもらいました。」
「以前は、『植松洋品店』だったお店で、ご主人が亡くなった後、娘さんとお母さんで、洋裁の技術を活かしてバッグなどを作っているお店の作品ですよ。」

その女性は一瞬考え込み、「○○塚の植松さん??そのご主人は、私と同級生なの・・・・」

お互いに「え~」 (「じぇじぇじぇ」の心境)

d0067498_1122524.jpg「素敵でよいな~と思ってから、思いきって声を掛けてよかった!!」

「涼しくなったら、足を延ばしてみるわね!」

「私はA2の図面が入るように、作ってもらいました。軽くて丈夫で、金額もリーズナブルでありながら、自分のニーズに合わせたバッグを作ってくれますよ」

その人も「オリジナルな物が私も好きなの!」と、嬉しそうに電車を降りて行きました。
私も思わずうれしくなりました。

近くHPにも『植松雑貨店』の案内を載せますので、皆さんも伊東に行く機会がありましたら、是非ともお寄りください。
by atelieryou | 2013-08-02 00:48 | 地域

駆け抜けた6月

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今日、7月1日は富士山は山開き。
6月は、伊東・箱根・掛川と、現場監理や建築申請、設計の打ち合わせと、西へ東へと車を走らせた。
私は車の長距離運転は苦手であるが、梅雨空の下、行く先々で、道に咲く花が綺麗で、思わずうれしくなった。梅雨の晴れ間の見える富士山や箱根・伊豆の山々の新緑、眼下に広がる駿河湾や相模湾の初夏の海の色を改めて気が付かせてくれた為、楽しみながら運転することができた。
富士箱根伊豆は国立公園であり、富士山は世界遺産になったが、誰が見ても、何処から見ても綺麗な風景だと思う。

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6年前に耐震改修した箱根強羅の箱根太陽山荘から洗面所・トイレの改修工事を依頼され、6月末に工事が完成した。
古い建物の良さを活かしながら、劣化しがちな水廻りが綺麗に改修でき、旅館の関係者も皆、喜んでいる。
大変なことも多く、時にはしんどくなることもあるが、それでも完成した時に、喜んでもらえるとうれしい。

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6月30日は、掛川教会の現場見学と内装説明のワークショップを開催した。
皆、心待ちにしている。みんなの教会であるが、それぞれが自分のことに様に思い、真剣に考えてくれる。
現場の監督や職人さん達と協力し合い、施主である掛川教会の一人一人の想い、監督や職人の想いも感じ取れるような教会を作っていきたい。

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施主の寛大なる理解の元、長い設計期間とさせてもらった伊豆高原・城ケ崎海岸の家が6月23日に地鎮祭を行った。木造平屋の伸び伸びとした、木造の良さを活かした家である。
国立公園の中に建つ建物で、建築条件は厳しいが、厳しい条件であるからこそ、きれいな家ができると思う。

ここ数件の設計の問い合わせは、私が設計監理した家を実際に見学して、その家の施主に設計中の経過を聞いて、是非とも自分の家もと思い、設計の依頼をしてくれる家族である。
設計者として、本当にうれしいことである。
何時でも、どの家に対しても、アトリエ結として誠意を持ち、建築家としての設計に対する初心の気持ちを忘れずに、これからも建築と向き合いたい。

2カ月ぶりのブログ。
一気に書くと、いつも自分を鼓舞させる内容になってしまう。
それでもやはり常に自分を振るい立てさせながら、建築と向かい合いたい。
by atelieryou | 2013-07-02 01:31 | 地域

アトリエ結・16年目のスタート

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箱根・太陽山荘の営繕の打ち合わせの帰りに、三嶋大社に立ち寄った。

静岡県の東部地域では、何故か、七五三、車の安全祈願など、節目節目で三嶋大社に赴く。


3月31日の日曜日も、結婚式、初宮参り、そして花見客で賑わっていた。


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2013年4月1日から、アトリエ結も16年目のスタートになる。


私は、建築の設計に関わり始めて25年が経ち、設計事務所として独立して15年が経った。


東京の設計事務所に勤務時から多くの住宅を設計してきて、住宅に関してはよい設計ができるという自負がある。

そんな私だが、今、設計工事監理中の掛川教会で改めて建築そのものの「設計」と向き合っている気がする。

それは、建築家として自分自身との格闘の日々なのであり、その精神や設計技術は住宅設計においても引き継がれ、ステップアップしている気がする。


一級建築士事務所の登録番号も、今日から(3)から(4)に変わるが、この更新に合わせて、飛躍できる16年目でありたい。
by atelieryou | 2013-04-01 08:34 | 地域

静岡・沼津で木造住宅を中心に設計監理しています。


by atelieryou
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