カテゴリ:設計( 49 )

リフォームと耐震

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明日から小山町のリフォーム工事が始まる。
設計し始めたのは、3月終わり。その後、熊本の震災が起こり、多くの住宅の被害事例を見た。
小山町の家も築40年のとても立派な木造の家であるが、耐震的には丁度谷間の時期の建設であり、地元の大工さんが建てた家であまり構造には関心がないようだった。
今回の水廻りリフォーム(下屋部)部分だけの耐震すると、安定していた家の重心に偏心ができるため、かえって地震時の家の崩壊が早くなる。
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5月~6月中旬まで、構造事務所、工務店の監督、大工さんにも協力してもらい、小屋裏、床下と調査し、様々な耐震シミュレーションを作り、加えて工務店から耐震の概算予算も出してもらい、その上で、言い難い話を設計者として正直に話し、費用対効果について、現在の家族の状況、将来的な展望について話し合しあった。
結果は耐震補強の補強金物を施主が自分で付けるという道を選択した。
そんな無責任な話はないと思うかもしれないが、木造に詳しい構造事務所の先生とも話し合い、施主も悩み考え、「セルフ耐震」を選ぶ形となった。
地震が来て家が壊れる可能性もあることを前提としながら、逃げる時間が確保できるように耐震する。家族もその準備をしておく。私も将来的な改修に役立つように、工事中にできるだけ軸組を記録しておく。
逆に勇気ある選択かもしれない。

まずは快適な暮らしができるように、ご両親の介護も気持ちよくできるように、日々の暮らしを大切にしたい工事を進めていきたい。
by atelieryou | 2016-07-10 15:11 | 設計

MAXXI

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今朝の朝日新聞に建築家の磯崎新さんがザハ・ハディドさんへの追悼の記事が載っていました。
たまたまイタリアを旅行していた私たち夫婦は4月3日にローマの国立21世紀美術館「MAXXI」を見学をしましたが、美術館のエントランスホールの壁にかかった1950~2016のザハ・ハディドさんの写真の意味を現地では知らないままでした。
MAXXIは一見、威圧感がありそうですが、そのような感じはなく、快い空間で、様々な建築雑誌の表紙になった流線型の受付カウンターは実際も使いやすく、現代社会の技術を駆使したよい作品でした。
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新国立競技場の問題では、最初のデザイン案で彼女の案が選ばれたが、大き過ぎるからと環境に合わない、予算に合わないと白紙撤回され、その後に行われた2度の公募に彼女は参加しようとしたにも関わらず、日本の排外主義が彼女を追い出したと新聞に書かれていた。
磯崎さんが憤りの念を感じると語っていたが、私も騒動の最中、同じ女性として、規模は全く違うがコンペで選ばれたことがある者として、磯崎さんのインタビュー記事に共感しています。
by atelieryou | 2016-04-19 17:37 | 設計

今年度の始まり

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薄曇りの中、遅めの花見に三嶋大社を訪れました。
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信心深い私ではないのですが、桜の時期に三嶋大社に来る度に、桜模様の「仕事守」を買ってしまいます。なんとなくですが、また桜が咲く時期まで明るい気持ちで仕事を頑張れる気がするからです。
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遅めのお花見で発見したのは、楠に新芽が出ていました。さらに英気をもらった気がしています!!
by atelieryou | 2016-04-11 00:21 | 設計

春節・2016年もよろしくお願いします。

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大変遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
どうにか春節には間に合いました。

昨年より、アトリエ結としての初めての公共建築の設計に取り組み、お正月もブログを書いている時間がなく、特に今年の1月から春節の今日まで、ひたすらに仕事し続けた日々でした。

公共建築の設計への参加に関しては、以前から周囲から多くの賛否があり、内容だけは聞いたいました。
実際に行動に移したのは、掛川教会のコンペのまとめとして、JIA静岡主催で行われた設計コンペについてのシンポジウムにパネラーとして参加した後です。テーマは設計コンペでしたが、議論の中心は公共建築設計についてで、私は公共建築に携わったことがなかった為、なんとなく自分の意見は話しましたが、はっきりとした見解は言えなかった気がしています。
同席されたパネラーの先生が、好意的なアドバイスとして「公共建築に挑戦すべきだ」と話してくれ、それから指名願いを出し続けました。

2年越しで取った指名競争入札は、地元の中学校の改修工事でした。
はじめは沼津市の課の上司から不安がられましたが、私なりにがんばりました。幸いにして、市の担当者が良い人であったので、自分の身を切られるような思いもなく、逆に私は公共建築の積算・見積、特に補助金が絡む工事の設計書の作り方について学べましたし、いろいろと考えることも多かったです。

周囲からは「高い授業料」だったねと言われていますが、私としては「今」でないと、「信用」も「自分自身のスキル」も身に付かない気がしていたので、よい機会でしたし、周囲からも佳い仕事と評価されるようにまだまだ頑張りたいと思っています。
特に設計中の見積に関しては、住宅の設計にも活かしていきたいです。

明日からは昨年9月から待たせていた住宅のリフォームの設計を開始します。

2016年の挨拶が遅くなりましたが、旧正月の春節とともにアトリエ結の2016年が始まります。
今年もよろしくお願いします。

アトリエ結
高島ゆかり
by atelieryou | 2016-02-09 00:48 | 設計

箱根強羅温泉  太陽山荘

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箱根強羅温泉・太陽山荘の食堂の改修工事が終了しました。日帰り温泉用にランチやお茶が提供できるように、壁とサッシを直したリフォームです。
箱根の大涌谷がこの時期に何故?と思う人も多いでしょうが、実は太陽山荘には良い温泉が出ていました。
源泉で44度なので、浴槽では40度くらいですが、夏の時期にはちょうど良いです。(源泉かけ流しでした。)
お風呂好きの私が入っても満足できるやさしいお湯で気持ち良かったです。
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食堂も改修し、ここならばミニコンサートも開けると思えたし、温泉旅館でのおしゃれな結婚式もできると写真を撮りながら思いました。
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8月16日には、箱根大文字焼きがあります。
毎年、この時期の箱根は旅館予約が取れない状況ですが、逆に今年は狙い目です。
是非とも、箱根に足を運んでください。
日帰りでも美味しいランチを出してくれます。
http://www.taiyosanso.com/
by atelieryou | 2015-08-07 10:38 | 設計

改修工事

改修工事の問い合わせが多い。
素敵な家が多く、できるだけ残してあげたいと思う。
決して「新築」ではないので、金額的に各自ができる範囲内で、その家の良さを見つけ、より良い提案をしたい。
調査は詳しい図面がない場合は、親しい工務店に協力してもらい、床下や小屋裏に入り、筋違がどの壁に入っているか?小屋組みの状態、基礎の配置、状態までできる範囲内で調べる。
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今までの耐震改修を通して学んだ建築技術は多く、調査の段階で手間を惜しまない。それでも変わらない部分もあるが、まめに現場に出向き、状況に合わせて、構造計算もし直し、地味でコツコツとした作業の中でも、建築家としての「その建築の声」を見失わないようにしている。

設計者として、とてもうれしいことがあった。
伊東・城ケ崎の施主のご実家(東京・荻窪)を見てほしいとのお願いがあった。
小さな工事でも最良の形になるように努力したい。
打ち合わせの帰りに、荻窪の太田黒公園をはじめ、吉祥寺の井之頭公園などを散歩した。
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荻窪の太田黒公園は音楽家の太田黒元雄氏の家族が杉並区に寄付した元私邸である。近日中に近衛文麿氏のご自宅も公園として公開されるそうだ。
東京は自然がない気がするが、公園の多さ、整備、内容は他県とは違う豊かさがある。
若葉の緑がまぶしく、気持ちがよかった。
by atelieryou | 2015-05-12 09:54 | 設計

仕事はじめ

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あけましておめでとうございます。
私事ですが、昨年、結婚をし、住まいのみを移しました。
また建築の勉強のために長年行きたかったフランスやその他の国々に新年早々に旅行に行ってきました。
そのような理由で、アトリエ結の仕事はじめは、本日1月20日になりました。
HPやブログを更新をしていないで、アトリエ結は設計の活動をしているのか?と心配された人もいると思います。
私の性格上、建築の現場を抱えての長期海外旅行は出来ないので、結婚を機に計画的に仕事をお休みさせていただきました。
これからもアトリエ結の高島ゆかりとして、更なる成長をしていきたいと願っていますので、よろしくお願いします。
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私が建築設計をはじめて様々な本を読み、様々な建物の見学に行き過程の中で、どうしても実際に見てみたいと思ったのは、ル・コルビジェのロンシャンの教会でした。建築の中に「ゆるぎない時間」を感じることができる空間を体感したいと思ったからです。
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その前にIstanbulやParisに立ち寄り、様々な大きな建築、大きな空間を見た後からだったのかもしれませんが、ロンシャンの教会はヒューマンスケールの小ぶりな教会で、私が設計した掛川教会より少し大きい程度でした。
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様々な光は、時間共に変わり、豊かな内部空間でありました。特に写真にも写りにくい、小礼拝台などの光の入り方は、単純なハイサイドの窓なのに、自分が光の井戸の中に居るようで不思議な場でした。
何処も手抜きをしないで丁寧に作られています。1000年に一度と言われる建築の大巨匠、ル・コルビジェですが、建築に対して本当に謙虚に、また人に対しても謙虚であったことが感じ取れました。
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ロンシャンの教会は、巡礼の教会として建てられましたが、麓のロンシャンの街の中心から真正面に望めるのです。
フランスはParis以外は小さな田舎町です。ロンシャンは小さな村です。隣のリュールも小さな町でした。
丘の上に建つロンシャンの教会は木々に埋もれることないように管理され、村や町の人の自慢の教会となっています。
自由な建築の形態は、内部空間、地形をはじめ、様々な人の想いを考慮して生まれてきたのだと思われ、私は心が洗われました。

ロンシャンの教会を見学して、私はこれまでと同じように、身の丈にあった建築を丁寧に、そして謙虚に、かつ常に向上し、それぞれが己を鼓舞できるような建築を設計をしていこうと、改めて思い、考え、確信しました。
長期の海外旅行でしたが、思い切って出掛けてよかったです。更なるステップアップが出来そうな気がします。
2015年は、様々な意味でアトリエ結としての新しいスタートの年です。
「仕事はじめ」として、毎年旅館の営繕をお願いしてくれる箱根・太陽山荘さんの仕事がはじまります。
常に謙虚に、丁寧に、「建築設計」と向かい合っていきますので、今年もよろしくお願いします!!
2015年 1月    
アトリエ結  高島ゆかり
by atelieryou | 2015-01-20 18:40 | 設計

静岡新聞 21世紀建築「未来の文化財」

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2014.12.01 静岡新聞の21世紀建築「未来の文化財」に日本基督教団掛川教会が掲載されました。

コンペ時から私の中で、今までの教会の良さを活かさないといけないだろうと思っていました。
但し、木造の耐震改修も得意な私ですが、設計者として多面的に深く考えれば考えるほど、「新築すべき」であると思いました。

「新築する」ということは、古い教会の良さを活かすだけでは意味がありません。
真似して設計しても、決してよい空間は生まれないです。

建築費用は20年間コツコツと積み立ててきた資金であり、何よりも既存の教会を皆さんが愛しているからこそとは解かっていたので、信者の一人一人に思い入れが、それぞれにあることも感じていました。

そんな中でも教会建築は個人の家ではないので、熱心な人もいれば、淡白な人もいます。
一人でも多くの人の意見を救い上げ、「自分の教会」と思ってもらえるようにすることが、長く愛される、使い続けることができる建築にもなっていきます。

私からの提案で、自分の意見を自由に言えるようにワークショップを開催しました。
チグハグな意見、難題も出ましたが、その要望を整理し、現実的に設計に盛り込んでいくのは設計者として当たり前の行為です。
一見まわり道であっても、決して無駄ではないと思っていました。

逆にWSを積み重ねていく度に感じたことは、掛川教会の皆さんの話し合いは常に設的で、設計者である私を信頼して応援してくれました。
私の本当の意味での仕事は、本質的な設計です。
諸条件をクリアしながらも、抽象的な言葉を具現化して、心に響く空間をつくり上げていくこと。
具体的なモノではないですが、建築空間をつくるための努力は惜しんだら、設計監理を委託された意味がなくなります。

完成した掛川教会は、「抱かれ感」「包まれ感」のある、やさしさと荘厳さを感じる、神が降臨するよい礼拝堂と評価してくれます。
佳い仕事が出来てよかったと改めて思っています。

静岡新聞を購読されている人は、是非ともご覧ください。

12月は教会がChristmasで開放されることが多いです。
お時間のある人は、是非とも日本基督教団掛川教会をご見学下さい。
by atelieryou | 2014-12-01 23:46 | 設計

静岡手越の家のリフォーム後

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今年の8月の終わりにリフォーム工事が完了した、静岡手越の家を訪ねてた。
3歳と1歳になったばかりの元気な男の子が二人いるが、元気に遊びながらも、私の想像以上にきれいに楽しく暮らしていた。
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私の設計者としての性格上、リフォームでも構造的な無理はせず、より耐震性も高めているし、出来るだけ現状にあるものは有効利用し、限られた予算の中でも、より快適に暮らし続けていくようにと心掛けた。
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1階のPLANを田の字型にして、キッチンから全てが見える基本的な素直な形にしたことがよかったのだと思う。
「うれしい!」「楽しい!!」と子供が燥いでくれ、「こちらこそ、ありがとう」と思えるリフォーム工事ができた。
by atelieryou | 2014-11-16 13:48 | 設計

感謝

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先々月の8月中に静岡の家のリフォームが完成した。
一か月暮して、今までは外に出掛けることが多かったそうだが、今は家族で家で過ごす時間が長くなったという。
「髙島さんに設計をお願いしてよかった!」と家族で話が出るという。
静岡の施主から感謝の印として、名前入りのお茶をいただいた。
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先月9月に引き渡した伊東の家からも、今日、感謝の記念品が届いた。
1年4カ月、色々と話し合い、じっくりと考えて決めた家で、とても清々しい家が完成した。
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完成後も進化していて、施主が自ら薪ストーブ廻りの遮熱板のタイル貼をしてくれた。
藍染の暖簾とも合い、どんどん色が加わり、素敵な家になっていく。

私の設計に対して、施主が心から喜び、感謝してくれる。
私は仕事ではあるが、建築家としてそれ以上の幸せを感じる。

私の方こそ、施主の家族の皆さんに、心から感謝をしたい。

建築設計は大変で、特に住宅は細かいので割に合わないと言われるが、施主が本当に喜んでくれる、この瞬間があるからこそ、誠心誠意を尽くして、建築設計を続けていける。

近年の建築作品の詳細は、10月末のリニューアルするアトリエ結のHPに掲載します。
皆さんに新しい発見ができるようなHPにします。
by atelieryou | 2014-10-07 19:23 | 設計

静岡・沼津で木造住宅を中心に設計監理しています。


by atelieryou
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