2016年 04月 19日
MAXXI
今朝の朝日新聞に建築家の磯崎新さんがザハ・ハディドさんへの追悼の記事が載っていました。
たまたまイタリアを旅行していた私たち夫婦は4月3日にローマの国立21世紀美術館「MAXXI」を見学をしましたが、美術館のエントランスホールの壁にかかった1950~2016のザハ・ハディドさんの写真の意味を現地では知らないままでした。
MAXXIは一見、威圧感がありそうですが、そのような感じはなく、快い空間で、様々な建築雑誌の表紙になった流線型の受付カウンターは実際も使いやすく、現代社会の技術を駆使したよい作品でした。
新国立競技場の問題では、最初のデザイン案で彼女の案が選ばれたが、大き過ぎるからと環境に合わない、予算に合わないと白紙撤回され、その後に行われた2度の公募に彼女は参加しようとしたにも関わらず、日本の排外主義が彼女を追い出したと新聞に書かれていた。
磯崎さんが憤りの念を感じると語っていたが、私も騒動の最中、同じ女性として、規模は全く違うがコンペで選ばれたことがある者として、磯崎さんのインタビュー記事に共感しています。
by atelieryou
| 2016-04-19 17:37
| 設計