建て主との出逢い

私のなかなか検索にあがってこないHPを探し出してくれ、HPを見て「湖西の家」が気に入ってくれた。昨日の午後、はじめてお逢いした。始めはどうしてもドキドキするが、話す内に素直に話すことが出来た。そんな建て主との会話の中で自分が「当たり前」の話をしながらも、私はその方の言葉に心が震えた。
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「お金が沢山あれば、よい家ができると言ってそうではない」
「広い家であれば豊かな空間と言ってもそうではない」
一番心に残ったのは、「実は、自分が希望の好きなパイン材の床で、壁は漆喰の家を作っている会社を5件も見たが、何故かどうしても自分が住みたいと思えなかった。それが何故かが解らないのだけど、、違うと言うことだけは解る。自分が何を求めているかをいくら説明しても解って貰えるかどうかが解らない。」
思わず、その通りだと思ってしまった。例えば私が「地元材」の活動をしているが、それは単に材料を供給している訳ではない。また営業をするための「道具」としてでもない。本当に広い意味でそれぞれを高めていこうとすること。
設計においてもその通りで、その材料や工法を使えばよいという単純な話ではない。建築をつくる意味を、設計するという意義を考えなくてはならない。
これは本当に難しい話で、私もいつも一生懸命に考えてもこれだという答えは見つからない。けれど、見つからないかもしれないが、「考える」事を忘れずにいたい。諦めずにいたい。設計者として大切なことだから・・
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昨日は建て主からの素直な言葉として私達設計者が本当にやらなくてはいけない事を改めて教えて貰い、この出逢いに感謝する。そういえば、今までの方にも色々なことを教えてもらったな~。機会があったら、綴っていきたい。
by atelieryou | 2005-10-24 11:20 | 設計

静岡・沼津で木造住宅を中心に設計監理しています。


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