ケアタウン小平「いっぷく荘」

9月24日に小平に完成したケアタウン小平の見学に出掛けました。この設計者は私が勤務していた長谷川アトリエのOB達です。偶々24日は16年前の八王子の家のメンテナンスがあり、その足で、所長の長谷川敬氏と共に見学に行きました。
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建物は一見普通に見えますが、綺麗に、清々しくつくってありました。しかしそれだけではなく、住宅が持つ暖か味もあり、「ケアハウス」「家」として心地よい空間であり、場所だと思いました。
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このケアタウンは、映画やドラマにもなった「病院で死ぬということ」の著者でもある医師の山崎章郎氏の桜町ポスヒスが進化した形だと私は思っていました。ポスピスでは、癌やエイズ患者のための終末医療であり、その他の方々の問題や、また金額的にもポスピスではお金が掛かる点も考慮した施設だと認識していたのです。田舎にいる私としては、かなり画期的だと思っていたのです。
しかし、今朝、NHKでの「生活ほっとモーニング」を観た所、もっと奥が深い部分があり、山崎先生やオーナーの長谷さんが本当に広く、大きく医療や介護について、地域について考えているので、感激屋の私は感じ入ってしまいました(^^)
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それは、この「いっぷく荘」でのサービスをその中だけのものに彼らが考えてはない点です。まずは、今までは違っていた、医療・看護・介護・食事のサービスがそれぞれが連携して、よりよいケアの提供を目指しています。これも凄く進歩している話なのですが、さらに「わが家で最期を迎えたい」というタイトル通りに、そのサービスを逆にその場所から外へ地域へ広げていこうとしている点です。地域の病院や福祉施設との連携も整えていて、まさにネットワークです。
番組の中で、山崎先生が「その建物が出来たけれど、それは拠点であり、決して建物そのものがなくても、地域やわが家で出来ればよい」と話していました。設計者である私達にとっては、建物をつくってもらうことは嬉しいのですが、そのコメントを聞いて、やはり最終的な目的を見失ってはいけないと思いました。オーナーの長谷さんが番組の中でも、二組の方と面接をしていましたが、ただ安易に入居をさせる訳ではなくて、状況をしっかりと判断し、適切な介護の方向に持っていこうとしていましたが、その通りだな~と考えさせられました。「豊かにする」ということは、単に物質やサービスだけではないのですよね。設計にも同じような事が言える気がします。
だからお金は儲かりませんが??仕方ないですね??これって???
by atelieryou | 2005-10-12 23:43 | 地域

静岡・沼津で木造住宅を中心に設計監理しています。


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