伊東のまち

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新しい住宅の設計が、伊東で始まる。私は、何故か伊東には縁があり、仕事の依頼が比較的多い。この家は、伊東の中心市街地に建つ家の建て替えである。今までは伊東と言っても、施主は首都圏から転地してくる人が大半であった。
これから設計する家の家族は、根っからの伊東の人で、打ち合わせを重ねる度に、伊東のまちの文化に触れ、考えさせられることが多い。
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お風呂は基本的に小さくてよいそうだ。元々は古い家でも自宅にお風呂がないという。理由は市街地には住民が入れる伊東温泉の銭湯が7箇所もあるからだ。入浴料は70円。しかも温泉。お風呂好きの私としては羨ましい限りだ。
 
 家も町に開かれた、人が気軽に寄れる家がよいという。
私も我が家では商売をしていて、プライバシーがないことが子供心に嫌で仕方なかった。伊東の家でもそうであったみたいだが、やはり個人のプライバシーよりも、人が気軽に来てほしいという。建築とまちが繋がり、拡がっていく理念で家をつくりたいと言われる。
理想はその通りだが、個人が優先される現代においては、なかなか、そこまでの気持ちに持っていけない。
「まちが人をつくり、育てる」という理論が、伊東のまちでは実践されている。素晴らしいことだと思う。
設計者は施主によって育てられると言うが、私は打ち合わせの度に、施主から大切なことを勉強させてもらっている。
by atelieryou | 2011-11-03 14:25 | 地域

静岡・沼津で木造住宅を中心に設計監理しています。


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