静岡県優良木材・富士ひのき加工協同組合の見学

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 今日は天竜に続き、施主と富士ひのき加工協同組合の見学をした。
私は、4年ぶりの見学であり、はじめは正直、何度も見ているからよいと思っていた。
しかし、見学して気づいたのだが、富士ひのきは確実に進歩し、人的努力で質が向上していることを実感できた。


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富士ひのきは低温乾燥で、かつ木材の強度などが選別できることは強みである。
そこに人の手が入り、さらに細かい選別ができている。


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これは作業の途中で、作業員が一回一回そのデータを入力しているのだが、簡単そうで手間が掛かる、長期的な仕事である。
私は、木造建築にかかわり、20年以上の経験の中で思うことは、木を使うことは、「人が木を気を使って見ること」が大切だと思っている。
木の性格を一本一本読み取る。それは、リーズナブルで、気持ちよく、エコな家をつくる第一歩である。


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今年の暑い夏を過ごして思うことは、やはり森林の活用は地球温暖化を食い止めるための大きな力だと思う。
しかし、日本の山が海外に替われたり、乱伐されること、環境問題とはイコールにはならない。
地域が活性化し、そこに人が育ち、さらに地域環境がよくなることが、地味ことだが、理想形ではないだろうか?


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製材から出てくるチップを見ながら、私たちはバイオマスなど、地球環境に向けて、住宅等でも取り入れることのできるエネルギーはたくさんあると思った。
太陽光発電もその一つである。他にもパッシブな方法で、改善できる建築技術はたくさんあるので、できるだけ建築の設計に生かしたい。


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終わり際に、協同組合の方から質問をされた。
「この暑さでも、できるだけ扇風機で暮らす家にするためには真壁の家がよいのですか?」と・・・・
「それは、真壁、大壁の差ではなく、仕上げや内部構造によるのですよ。」と答えた。

暑い夏でも、できるだけ扇風機で過ごせる家。
この暑さでも、私の設計した家の施主の方は、一日数時間しかクーラーをつけることはないという。
さらに、親戚の子供が、その家が気持ちよくて、わざわざ夏の暑い日に昼寝を楽しみに来るという。
ホームページで公開しなくてはならない話だ。
by atelieryou | 2010-09-05 23:02

静岡・沼津で木造住宅を中心に設計監理しています。


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